経営理念
私達は商いを通じて木の良さや特性を訴え、利用価値を最大限に高め、ひいては山へ還元する事で荒廃を止め、本来あるべき適切な循環型社会の構築に寄与して参ります。
ミッション
地球の陸地面積の3割は森林です。中でも私達が暮らす日本は、3分の2が森林という世界有数の森林大国です。
森林は、CO2の吸収及び酸素の供給、生物多様性の保全、根がしっかり土壌を押さえる事で土砂崩れの防止、森林土壌の濾過により水質を浄化する水源涵養など多面的な機能を有しています。
しかし、近年木材の価値が見失われ、それが適切な山の管理を不可能なものにし、その結果山の手入れが行き届かず徐々に荒廃していっているのが現状です。近年問題になっている土砂崩れは、山の荒廃も原因の一つだと言えます。私達は商いを通じて木の良さや特性を訴え、利用価値を最大限に高め、ひいては山へ還元する事で荒廃を止め、本来あるべき適切な循環型社会の構築に寄与して参ります。
また、国連サミットで採択されたSDGS「持続可能な開発目標」への関心が社会全体で高まっている今、森林は目標15「陸の豊かさを守ろう」を始めその多くに関連しています。私達はこれらの目標達成に向けても貢献して参ります。
ご挨拶
当社は、創業以来「高品質」を基本精神として建築用製材品を製造して参りました。以前は、和室に使われる鴨居や廻縁などが主力で高評価を頂いてきましたが、和室の減少に伴い現在では、杉の内装羽目板と梁桁材を主力としています。栃木県は全国的にみてもトップクラスの優良材の産地です。年輪の細かさ、強度の高さ、節の少なさ、などが極めて優れています。そういう素晴らしい素材を十分に生かして、高品質な建築材を生産することが、当社に求められている使命と考えています。
高品位質を客観的に担保するために、これまでJASの認定を複数取得してきました。内装羽目板はJAS規格が存在しないため自社基準となりますが、構造材や羽柄材、下地材などはJAS規格の製品を供給できる体制としています。当社は建物に使われる木材のほぼすべてを生産しています。多品種生産をしており、「あてになる会社」になるべく年々生産量を増やしてきました。
多品種少量生産を少しでも多品種大量生産とできるようにこれからも努力していきますので、是非当社製品をご愛顧お願い致します。
二宮木材株式会社 代表取締役
二ノ宮 次郎
二宮木材の強み
1. 名木産地「やみぞ山系」の良木
栃木県は全国でも有数の優良な木材産地です。そこには様々な理由があります。1つは、私達の先人達が戦後植林された木の枝打ちをするなど丹精を込めて育ててくれたという事です。戦後植林された木の枝打ちは、全国を見渡してもほぼ栃木県だけの特徴です。
また、気候的に積雪量が少なく、気温・降雨の適度な地域であり、風水害も少ないことなどが理由に挙げられます。そのような優良材から、弊社の二本柱である内装材「やみぞ美人」と横架材「やみぞパワー」を生産しています。
2. 最先端設備による加工力
やみぞ美人の特徴は低温乾燥にこだわり、仕上げの超仕上げも刃物交換を頻繁にし、光沢のある鏡のような仕上がりになっています。製品包装もUVカットフィルムで行い使用前の日焼け防止に効果を発揮します。
次にやみぞパワーですが、前段で記載した優良材ならではの見た目に加え強度も高くでる為、JAS機械等級E70以上での対応を標準にしております。
3. 柔軟な出荷を可能にする在庫
弊社の二本柱は常に多くの乾燥済み在庫を有しており、やみぞ美人は100,000枚の原板、やみぞパワーは200種類20,000本以上の乾燥済み在庫により急な注文や大型物件にも柔軟に対応する事が可能です。
更に、この二本柱によってその側板から取れる間柱や野縁も強く美しい製品になります。
CSR活動
二宮木材株式会社は持続可能な開発目標(SDGs)を支援します
国連サミットで採択されたSDGs「持続可能な開発目標」への関心が社会全体で高まっている今、森林は目標15「陸の豊かさを守ろう」を始めその多くに関連しています。
その上で着目すべきは、オリンピックで標準的に採用されている森林認証材です。森林認証材は、山の生態系への配慮や、持続可能な山づくりに関して明確に定めています。また、森林認証材は川上から川下まで全ての関係者の連鎖により証明されます。つまり、森林認証材に関わる者全てが高い意識を持って取り組んでいるという事です。
弊社では、森林認証材の安定的な供給に努めており、今後もその取り組みを加速していきます。
会社概要
会社名 | 二宮木材株式会社 |
設立 | 昭和22年 |
資本金 | 1,000万円 |
代表者 | 代表取締役 二ノ宮 次郎 |
所在地 | 本社工場: 栃木県那須塩原市四区町741-5 第二工場:栃木県那須塩原市関根122-8 |
従業員数 | 75名 |
事業内容 | 製材(市場出荷) |
原木消費量 | 年間100,000立方メートル 直径30cm、長さ4m換算で約280,000本 |
連絡先 | TEL:0287-36-0056 FAX:0287-36-1129 |
アクセス
本社工場
栃木県那須塩原市四区町741-5
第二工場
栃木県那須塩原市関根河原122-8
会社沿革
昭和22年 | 栃木県那須塩原市(旧西那須野町)にて創業 |
平成16年3月 | 同市内関根に第二工場操業 |
平成21年1月 | 同市内四区町に本社工場移転操業 |
令和元年6月 | 同市内四区町に横架材用の倉庫を整備 |
令和2年11月 | 同市内井口に中間土場を整備 |