木材の乾燥

木材は、一昔前まで生材と言われる未乾燥の状態で使用される事が多かったですが、近年木材乾燥機を使った機械乾燥(KD)材が主流になってきています。工場から出荷する段階でしっかりと乾燥する事により、その後の狂いや寸法変化を抑える事が出来ます。しかし、木材乾燥は難しく中でも横架材(梁・桁)には弊社も大変苦労してきましたが、現在では機械乾燥(KD)を行った後に下段の写真のように天然乾燥(AD)を3~6カ月する事で、お客様に安心して使って頂ける品質の製品を供給出来るようになりました。中段の写真は横架材の一番小さい断面寸法のプログラムですが、乾燥時間が10日程度かかります。長さや断面が増えると、乾燥の最終工程の時間(中段写真SEG9)が更に増えます。特殊寸法の材を使われるなどの際は、乾燥時間やその後の養生時間(機械乾燥後の材料を落ち着かせる為の一番大切な時間)を十分に考慮したご発注をお願い致します。

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